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資料4 運営業務委託契約書(案).pdf 平成30年度 秋田県放課後児童支援員研修運営業務委託に係る企画提案競技の実施 | 美の国あきたネット

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(1)

資料4

平成30年度秋田県放課後児童支援員研修

運営業務委託契約書

(案)

秋田県知事 佐竹敬久(以下「甲」という。)と、○○○代表○○(以下「乙」という。)とは、平成 30年度秋田県放課後児童支援員研修運営業務について、次のとおり委託契約を締結する。

(委託)

第1条 甲は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準(平成26年4月30日、厚生労 働省令第63号)第10条に規定する職員に対し実施する平成30年度秋田県放課後児童支援員研修 の運営業務(以下「委託業務」という。)の処理を乙に委託し、乙はこれを受託する。

(委託期間)

第2条 この契約による委託期間は、契約締結の日から平成31年3月29日までとする。

(委託料)

第3条 委託料は、 円とする。

(契約保証金)

第4条 (契約金額の100分の10以上の額を納付、又は免除)

(委託業務の処理方法)

第5条 乙はこの契約書に基づき、別紙仕様書に従い、委託業務を処理しなければならない。 2 前項の仕様書に定めのない事項については、甲乙協議して処理するものとする。

(権利義務の譲渡等)

第6条 乙は、この契約によって生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は継承してはならない。た だし、あらかじめ書面により甲の承諾を得たときはこの限りでない。

(再委託)

第7条 乙は、本件委託業務の全部を第三者に再委託してはならない。

2 乙は、本件委託業務の一部を第三者に再委託することができる。この場合、当該第三者の行為は乙 自らの行為とみなし、これに対して乙は本契約上の全責任を負う。

3 乙は、前項に基づき再委託する場合、事前に再委託の内容を甲に届け出る。

4 乙が本件委託業務の全部又は一部を第三者と共同で行う場合であっても、本契約との関係において は、第2項所定の再委託とみなす。

(委託業務の調査等)

第8条 甲は、乙の委託業務の処理状況について、随時に調査し、若しくは報告を求め、又は委託業務 の処理に関して乙に必要な指示を与えることができるものとする。

2 乙は、委託業務の処理に係る関係書類を常に整備し、前項における甲からの調査若しくは報告の求 めに やかに対応しなければならない。

(2)

(委託業務内容の変更等)

第9条 甲は、必要がある場合には、委託業務内容の一部を変更し、又はその全部若しくは一部を中止 することができる。この場合において、甲は、乙に対し書面により通知するものとし、委託料又は委 託期間を変更する必要があるときは、甲乙協議して書面によりこれを定める。

2 前項の場合において、乙が損害を受けたときは、甲はその損害を賠償しなければならない。この場 合における賠償額は、甲乙協議して定める。

(履行遅延の場合における延滞金)

第 10 条 乙の責めに帰する事由により履行期限までに委託業務を完了することができない場合におい て、履行期限後に完了する見込みがあると認めたときは、甲は延滞金を附して履行期限を延長するこ とができる。

2 前項の延滞金は委託料に対して、延長日数に応じ年2.8%の割合を乗じて計算した金額とする。

(著作権等の取扱い)

第 11 条 乙は、委託業務の処理に伴い著作権その他の権利が生じたときは、甲に移転しなければなら ない。

(実績報告等)

第 12 条 乙は、研修講師に対する謝礼及び旅費、会場使用料の支払いが終了したときは、遅滞なくそ の支出状況を書面で甲に提出しなければならない。

支出額と別紙仕様書で提示した額に差異が生じたときは、その差額を精算するため委託業務内容を 変更するものとする。

2 乙は、委託業務が完了したときは、遅滞なく、甲に対して、業務委託完了届、実績報告書のほか、 仕様書に示した成果品を提出しなければならない。

(検査及び引き渡し)

第 13 条 甲は、前条の業務委託完了届を受理したときは、その日から10日以内に報告内容について 検査を行わなければならない。

2 前項の検査の結果不合格となり、補正を命ぜられたときは、乙は、遅滞なく当該補正を行い、甲に 業務委託補正完了届を提出して再検査を受けなければならない。この場合、再検査の期日については 前項を準用する。

(委託料の支払い)

第 14 条 乙は前条の規定による検査に合格したときは、甲に対して、委託料の支払いを請求するもの とする。

2 甲は、前項の支払いの請求があったときは、その日から起算して30日以内に委託料を支払わなけ ればならない。

(概算払い)

第 15 条 乙は、第3条に規定する委託料の範囲内において、委託料の概算払いの請求をすることがで きる。

(3)

2 甲は、前項の規定による請求を受けたときは、その支払いをするものとする。

(概算払いの請求限度額等)

第 16 条 前条による概算払いの請求限度額等は、次のとおりとする。

請求期間 請求限度額

契約を締結した日から 平成30年5月31日まで

第3条に規定する委託料の額の3分の1に相当する額

平成30年9月1日から 平成30年9月30日まで

第3条に規定する委託料の額の3分の2に相当する額。た だし、既に受領した額があるときはその額を差し引いた額

(委託費の返還)

第 17 条 第13条により委託料を確定した結果、第15条により乙に交付した委託料に残額が生じた ときは、乙は甲にこれを返還しなければならない。

2 乙は、委託業務により発生した収入があるときは、これを甲に返還しなければならない。 3 前2項の返還方法等については、甲乙協議して定めるものとする。

(契約の解除)

第 18 条 甲は、乙が次の各号の一に該当するときは、この契約を解除し委託料を交付しない、又は交 付した委託料の一部若しくは全部を返還させることができる。

一 乙の責めに帰すべき理由により委託期間内又は委託期間経過後相当の期間内に業務を完了する ことができないと認めたとき。

二 乙の責めに帰すべき理由によりこの契約に違反したとき。

三 第3項に規定する理由によらないで、契約解除の申し出をしたとき。

2 甲は、前項各号に定める場合のほか、必要があるときは、この契約を解除することができる。この 場合においては、甲は、この契約を解除しようとする日の30日前までに、乙に通知しなければなら ない。

3 乙は、甲の責めに帰すべき理由によりこの契約を履行することができないと認められるときは、こ の契約を解除することができる。

4 第1項又は第2項の規定により契約を解除した場合において、甲は、必要があることきは、業務の 既済部分の引き渡しを乙に請求できるものとする。この場合において、甲は、その既済部分に相応す る委託金額を乙に支払うものとし、その支払額は、甲乙協議して定める。

(損害賠償)

第 19 条 乙は、前条第1項の規定により、契約が解除されたときは、委託料の10分の1に相当する 額の賠償金を甲の指定する期限まで支払わなければならない。

2 前条第2項又は第3項の規定により契約を解除した場合において、乙に損害があるときは、甲は、 その損害を賠償しなければならない。

3 乙は、その責めに帰すべき理由により委託業務の処理に関し甲に損害を与えたときは、その損害を 賠償しなければならない。

4 前2項の規定により賠償すべき損害額は、甲乙協議して定めるものとする。

5 乙は、委託業務の処理に関し、第三者に損害を与えたときは、乙の負担においてその賠償をするも のとする。ただし、その賠償の発生が甲の責めに帰すべき理由による場合は、甲の負担とする。

(4)

(秘密の保持等)

第 20 条 乙は、委託業務の処理に関し知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。

(関係書類の整備)

第 21 条 乙は、この委託業務に係る関係書類(経理を明らかにしたものを含む。)を整備し、委託業務 の終了する日の属する年度の終了後5年間保管しておかなければならない。

(契約の費用)

第 22 条 この契約の締結に要する費用は、乙の負担とする。

(個人情報の取扱い)

第 23 条 乙は、この契約による事務を処理するための個人情報の取扱いについて、別記「個人情報取 扱特記事項」を守らなければならない。

(障害を理由とする差別の解消の推進)

第 24 条 乙は、この契約による事務の処理にあたっては、障害を理由とする差別の解消の推進に関す る法律(平成25年法律第65号)第10条第1項に基づく、別記「障害を理由とする差別の解消の 推進に関する秋田県職員対応要領」第5条に規定する合理的配慮に留意するものとする。

(信義則)

第 25 条 甲及び乙は、信義を重んじ、誠実にこの契約を履行しなければならない。

(疑義等の決定)

第 26 条 この契約や仕様書に定めのない事項又はこの契約に関し疑義が生じたときは、甲乙協議して 定めるものとする。

本契約の証として、本書2通を作成し、当事者記名押印のうえ、各自1通を保有する。

平成30年 月 日

甲 秋田県秋田市山王四丁目1番1号

秋田県知事 佐竹 敬久

(5)

(別記)

個人情報取扱特記事項

(基本的事項)

第1 乙は、個人情報の保護の重要性を認識し、この契約による業務の実施に当たっては個人の 権利利益を侵害することのないよう、個人情報の取扱いを適正に行わなければならない。 (秘密の保持)

第2 乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報をみだりに他に漏らしてはならない。 この契約による業務が終了し、又はこの契約が解除された後においても、同様とする。 (収集の制限)

第3 乙は、この契約による業務を行うために個人情報を収集するときは、業務を達成するため に必要な範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。

(適正管理)

第4 乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報の漏えい、滅失及びき損の防止その 他の個人情報の適切な管理のために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。

(目的外利用及び提供の禁止)

第5 乙は、甲の指示又は承認があるときを除き、この契約による業務に関して知り得た個人情 報を契約の目的以外の目的に利用し、又は第三者に提供してはならない。

(複写又は複製の禁止)

第6 乙は、甲の承認があるときを除き、この契約による業務を処理するために甲から引き渡さ れた個人情報が記載された資料等を複写し、複製し、又はこれらに類する行為をしてはならな い。

(再委託の禁止)

第7 乙は、この契約による業務を行うための個人情報の処理は、自ら行うものとし、甲の承認 があるときを除き、第三者にその取扱いを委託又はこれに類する行為をしてはならない。 (資料等の返還等)

第8 乙は、この契約による業務を処理するために甲から引き渡され、又は乙自らが収集し、若 しくは作成した個人情報が記録された資料等は、業務完了後直ちに甲に返還し、又は引き渡す ものとする。ただし、甲が別に指示したときは、その指示に従うものとする。

(従事者への周知)

第9 乙は、この契約による業務に従事している者に対して、在職中及び退職後においてもその 業務に関して知り得た個人情報をみだりに漏らしてはならないこと、又は不当な目的に使用し てはならないことその他個人情報の保護に関し必要な事項を周知するものとする。

(実地調査)

第 10 甲は、必要があると認められるときは、乙がこの契約による業務の執行にあたり取り扱っ ている個人情報の状況について、随時実地に調査することができる。

(事故発生時における報告)

第 11 乙は、この特記事項に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれのあることを知ったときは、 やかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。

(6)

(別記)

障害を理由とする差別の解消の推進に関する秋田県職員対応要領

(目的)

第1条 この要領は、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成25年法律第65号。

以下「法」という。)第10条第1項の規定に基づき、また、障害を理由とする差別の解消の推進

に関する基本方針(平成27年2月24日閣議決定)に即して、法第7条に規定する事項に関し、

秋田県職員(以下「職員」という。)が適切に対応するために必要な事項を定めるものとする。

(対象職員)

第2条 この要領の対象となる職員は、知事部局(公営企業職員を含む)、議会事務局、人事委員

会事務局、監査委員事務局及び労働委員会事務局に属する職員とする。

(定義)

第3条 この要領において次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによ

る。

一 障害 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害をい

う。

二 障害者 障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける

状態にあるものをいう。

(不当な差別的取扱いの禁止)

第4条 職員は、法第7条第1項の規定のとおり、その事務又は事業を行うに当たり、障害を理由

として、障害者でない者と不当な差別的取扱いをすることにより、障害者の権利利益を侵害して

はならない。これに当たり、職員は、別紙に定める留意事項に留意するものとする。

(合理的配慮の提供)

第5条 職員は、法第7条第2項の規定のとおり、その事務又は事業を行うに当たり、障害者から

現に社会的障壁の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合において、その実施に伴う

負担が過重でないときは、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、当該障害者の性別、

年齢及び障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮(以下「合

理的配慮」という。)の提供をしなければならない。これに当たり、職員は、別紙に定める留意

事項に留意するものとする。

(監督者の責務)

第6条 職員のうち、職員を監督する地位にある者(以下「監督者」という。)は、前2条に掲げ

る事項に関し、障害を理由とする差別の解消を推進するため、次の各号に掲げる事項を実施しな

ければならない。

(7)

一 日常の執務を通じた指導等により、障害を理由とする差別の解消に関し、その監督する職員

の注意を喚起し、障害を理由とする差別の解消に関する認識を深めさせること。

二 障害者等から不当な差別的取扱い、合理的配慮の不提供に対する相談、苦情の申し出等があ

った場合は、迅 に状況を確認すること。

三 合理的配慮の必要性が確認された場合、監督する職員に対して、合理的配慮の提供を適切に

行うよう指導すること。

2 監督者は、障害を理由とする差別に関する問題が生じた場合には、迅 かつ適切に対処しなけ

ればならない。

(相談体制の整備)

第7条 職員による障害を理由とする差別に関する障害者及びその家族その他の関係者からの相

談等に的確に対応するため、健康福祉部障害福祉課に相談窓口を置く。

2 相談等を受ける場合は、性別、年齢、状態等に配慮するとともに、対面のほか、電話、ファッ

クス、電子メールに加え、障害者が他人とコミュニケーションを図る際に必要となる多様な手段

を可能な範囲で用意して対応するものとする。

3 第1項の相談窓口に寄せられた相談等は、相談者のプライバシーに配慮しつつ関係者間で情報

共有を図り、以後の相談等において活用することとする。

4 第1項の相談窓口は、必要に応じ、充実を図るよう努めるものとする。

(研修・啓発)

第8条 障害を理由とする差別の解消の推進を図るため、職員に対し、必要な研修を行うとともに、

障害の特性を理解し、障害者に適切に対応するために必要なマニュアルの活用等により、意識の

啓発を図る。

附 則

この要領は、平成28年4月1日から施行する。

(8)

別紙

障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領に係る留意事項

第1 不当な差別的取扱いの基本的な考え方

法は、障害者に対して、正当な理由なく、障害を理由として、財・サービスや各種機会の提供を

拒否する又は提供に当たって場所・時間帯などを制限する、障害者でない者に対しては付さない条

件を付けることなどにより、障害者の権利利益を侵害することを禁止している。

ただし、障害者の事実上の平等を促進し、又は達成するために必要な特別の措置は、不当な差別

的取扱いではない。したがって、障害者を障害者でない者と比べて優遇する取扱い(いわゆる積極

的改善措置)、法に規定された障害者に対する合理的配慮の提供による障害者でない者との異なる

取扱いや、合理的配慮を提供等するために必要な範囲で、プライバシーに配慮しつつ障害者に障害

の状況等を確認することは、不当な差別的取扱いには当たらない。

このように、不当な差別的取扱いとは、正当な理由なく、障害者を、問題となる事務又は事業に

ついて、本質的に関係する諸事情が同じ障害者でない者より不利に扱うことである点に留意する必

要がある。

第2 正当な理由の判断の視点

正当な理由に相当するのは、障害者に対して、障害を理由として、財・サービスや各種機会の提

供を拒否するなどの取扱いが客観的に見て正当な目的の下に行われたものであり、その目的に照ら

してやむを得ないと言える場合である。県においては、正当な理由に相当するか否かについて、具

体的な検討をせずに正当な理由を拡大解釈するなどして法の趣旨を損なうことなく、個別の事案ご

とに、障害者、第三者の権利利益(例:安全の確保、財産の保全、損害発生の防止等)及び県の事

務又は事業の目的・内容・機能の維持等の観点に鑑み、具体的場面や状況に応じて総合的・客観的

に判断することが必要である。

職員は、正当な理由があると判断した場合には、障害者にその理由を説明するものとし、理解を

得るよう努めることが望ましい。

第3 不当な差別的取扱いの具体例

不当な差別的取扱いに当たり得る具体例は以下のとおりである。なお、第2で示したとおり、不

当な差別的取扱いに相当するか否かについては、個別の事案ごとに判断されることとなる。また、

以下に記載されている具体例については、正当な理由が存在しないことを前提としていること、さ

らに、それらはあくまでも例示であり、記載されている具体例だけに限られるものではないことに

留意する必要がある。

(不当な差別的取扱いに当たり得る具体例)

○障害を理由に窓口対応を拒否する。

○障害を理由に対応の順序を後回しにする。

○障害を理由に書面の交付、資料の送付、パンフレットの提供等を拒む。

○障害を理由に説明会、シンポジウム等への出席を拒む。

(9)

○事務・事業の遂行上、特に必要ではないにもかかわらず、障害を理由に、来庁の際に付き添い

者の同行を求めるなどの条件を付けたり、特に支障がないにもかかわらず、付き添い者の同行

を拒んだりする。

第4 合理的配慮の基本的な考え方

1 障害者の権利に関する条約(以下「権利条約」という。)第2条において、「合理的配慮」は、

「障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使すること

を確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるもの

であり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」と定義されている。

法は、権利条約における合理的配慮の定義を踏まえ、行政機関等に対し、その事務又は事業を

行うに当たり、個々の場面において、障害者から現に社会的障壁の除去を必要としている旨の意

思の表明があった場合において、その実施に伴う負担が過重でないときは、障害者の権利利益を

侵害することとならないよう、社会的障壁の除去の実施について、合理的配慮を行うことを求め

ている。合理的配慮は、障害者が受ける制限は、障害のみに起因するものではなく、社会におけ

る様々な障壁と相対することによって生ずるものとのいわゆる「社会モデル」の考え方を踏まえ

たものであり、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、障害者が個々の場面において

必要としている社会的障壁を除去するための必要かつ合理的な取組であり、その実施に伴う負担

が過重でないものである。

合理的配慮は、県の事務又は事業の目的・内容・機能に照らし、必要とされる範囲で本来の業

務に付随するものに限られること、障害者でない者との比較において同等の機会の提供を受ける

ためのものであること、事務又は事業の目的・内容・機能の本質的な変更には及ばないことに留

意する必要がある。

2 合理的配慮は、障害の特性や社会的障壁の除去が求められる具体的場面や状況に応じて異なり、

多様かつ個別性の高いものであり、当該障害者が現に置かれている状況を踏まえ、社会的障壁の

除去のための手段及び方法について、「第5 過重な負担の基本的な考え方」に掲げる要素を考

慮し、代替措置の選択も含め、双方の建設的対話による相互理解を通じて、必要かつ合理的な範

囲で、柔軟に対応がなされるものである。さらに、合理的配慮の内容は、技術の進展、社会情勢

の変化等に応じて変わり得るものである。合理的配慮の提供に当たっては、障害者の性別、年齢、

状態等に配慮するものとする。なお、合理的配慮を必要とする障害者が多数見込まれる場合、障

害者との関係性が長期にわたる場合等には、その都度の合理的配慮とは別に、後述する環境の整

備を考慮に入れることにより、中・長期的なコストの削減・効率化につながる点は重要である。

3 意思の表明に当たっては、具体的場面において、社会的障壁の除去に関する配慮を必要として

いる状況にあることを言語(手話を含む。)のほか、点字、拡大文字、筆談、実物の提示や身振

りサイン等による合図、触覚による意思伝達など、障害者が他人とコミュニケーションを図る際

に必要な手段(通訳を介するものを含む。)により伝えられる。

また、障害者からの意思表明のみでなく、知的障害や精神障害(発達障害を含む。)等により

本人の意思表明が困難な場合には、障害者の家族、支援者・介助者、法定代理人等、コミュニケ

ーションを支援する者が本人を補佐して行う意思の表明も含む。

なお、意思の表明が困難な障害者が、家族、支援者・介助者、法定代理人等を伴っていない場

合など、意思の表明がない場合であっても、当該障害者が社会的障壁の除去を必要としているこ

(10)

とが明白である場合には、法の趣旨に鑑みれば、当該障害者に対して適切と思われる配慮を提案

するために建設的対話を働きかけるなど、自主的な取組に努めることが望ましい。

4 合理的配慮は、障害者等の利用を想定して事前に行われる建築物のバリアフリー化、介助者等

の人的支援、情報アクセシビリティの向上等の環境の整備を基礎として、個々の障害者に対して、

その状況に応じて個別に実施される措置である。したがって、各場面における環境の整備の状況

により、合理的配慮の内容は異なることとなる。また、障害の状態等が変化することもあるため、

特に、障害者との関係性が長期にわたる場合等には、提供する合理的配慮について、適宜、見直

しを行うことが重要である。

5 県がその事務又は事業の一環として実施する業務を事業者に委託等する場合は、提供される合

理的配慮の内容に大きな差異が生ずることにより障害者が不利益を受けることのないよう、委託

等の条件に、対応要領を踏まえた合理的配慮の提供について盛り込むよう努めることが望ましい。

第5 過重な負担の基本的な考え方

過重な負担については、具体的な検討をせずに過重な負担を拡大解釈するなどして法の趣旨を損

なうことなく、個別の事案ごとに、以下の要素等を考慮し、具体的場面や状況に応じて総合的・客

観的に判断することが必要である。職員は、過重な負担に当たると判断した場合は、障害者にその

理由を説明するものとし、理解を得るよう努めることが望ましい。

○事務又は事業への影響の程度(事務又は事業の目的、内容、機能を損なうか否か)

○実現可能性の程度(物理的・技術的制約、人的・体制上の制約)

○費用・負担の程度

第6 合理的配慮の具体例

第4で示したとおり、合理的配慮は、具体的場面や状況に応じて異なり、多様かつ個別性の高い

ものであるが、具体例としては、次のようなものがある。

なお、記載した具体例については、第5で示した過重な負担が存在しないことを前提としている

こと、また、これらはあくまでも例示であり、記載されている具体例だけに限られるものではない

ことに留意する必要がある。

(合理的配慮に当たり得る物理的環境への配慮の具体例)

○段差がある場合に、車椅子利用者にキャスター上げ等の補助をする、携帯スロープを渡すなど

する。

○配架棚の高い所に置かれたパンフレット等を取って渡す。パンフレット等の位置を分かりやす

く伝える。

○目的の場所までの案内の際に、障害者の歩行 度に合わせた 度で歩いたり、前後・左右・距

離の位置取りについて、障害者の希望を聞いたりする。

○障害の特性により、頻繁に離席の必要がある場合に、会場の座席位置を扉付近にする。

○疲労を感じやすい障害者から別室での休憩の申し出があった際、別室の確保が困難であったこ

とから、当該障害者に事情を説明し、対応窓口の近くに長椅子を移動させて臨時の休憩スペー

スを設ける。

(11)

○不随意運動等により書類等を押さえることが難しい障害者に対し、職員が書類を押さえたり、

バインダー等の固定器具を提供したりする。

○災害や事故が発生した際、館内放送で避難情報等の緊急情報を聞くことが難しい聴覚障害者に

対し、電光掲示板、手書きのボード等を用いて、分かりやすく案内し誘導を図る。

(合理的配慮に当たり得る意思疎通の配慮の具体例)

○筆談、読み上げ、手話、点字、拡大文字等のコミュニケーション手段を用いる。

○会議資料等について、点字、拡大文字等で作成する際に、各々の媒体間でページ番号等が異な

り得ることに留意して使用する。

○視覚障害のある委員に会議資料等を事前送付する際、読み上げソフトに対応できるよう電子デ

ータ(テキスト形式)で提供する。

○意思疎通が不得意な障害者に対し、絵カード等を活用して意思を確認する。

○駐車場などで通常、口頭で行う案内を、紙にメモをして渡す。

○書類記入の依頼時に、記入方法等を本人の目の前で示したり、分かりやすい記述で伝達したり

する。本人の依頼がある場合には、代読や代筆といった配慮を行う。

○比喩表現等が苦手な障害者に対し、比喩や暗喩、二重否定表現などを用いずに具体的に説明す

る。

○障害者から申し出があった際に、ゆっくり、丁寧に、繰り返し説明し、内容が理解されたこと

を確認しながら応対する。また、なじみのない外来語は避ける、漢数字は用いない、時刻は2

4時間表記ではなく午前・午後で表記するなどの配慮を念頭に置いたメモを、必要に応じて適

時に渡す。

○会議の進行に当たり、資料を見ながら説明を聞くことが困難な視覚又は聴覚に障害のある委員

や知的障害を持つ委員に対し、ゆっくり、丁寧な進行を心がけるなどの配慮を行う。

○会議の進行に当たっては、職員等が委員の障害の特性に合ったサポートを行う等、可能な範囲

での配慮を行う。

(ルール・慣行の柔軟な変更の具体例)

○順番を待つことが苦手な障害者に対し、周囲の者の理解を得た上で、手続き順を入れ替える。

○立って列に並んで順番を待っている場合に、周囲の者の理解を得た上で、当該障害者の順番が

来るまで別室や席を用意する。

○スクリーン、手話通訳者、板書等がよく見えるように、スクリーン等に近い席を確保する。

○車両乗降場所を施設出入口に近い場所へ変更する。

○県の敷地内の駐車場等において、障害者の来庁が多数見込まれる場合、通常、障害者専用とさ

れていない区画を障害者専用の区画に変更する。

○他人との接触、多人数の中にいることによる緊張等により、発作等がある場合、当該障害者に

説明の上、障害の特性や施設の状況に応じて別室を準備する。

○非公表又は未公表情報を扱う会議等において、情報管理に係る担保が得られることを前提に、

障害のある委員の理解を援助する者の同席を認める。

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